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Beautiful name!


 11月8日(日)に、敷津小の音楽発表会が終わり、運動会に次ぐ2学期の大イベントが終わりました。地域のみなさんの詩吟や、大阪中華学校の児童のみなさんによる美しい民族舞踊の発表もあり、充実したプログラムでした。ありがとうございました!

 敷津小学校は、長年、「学芸会」と「芸術発表会」を隔年で実施してきました。

 私が来た年には、「合奏+合唱のステージ×立体作品と平面作品1点ずつの作品展」を同時開催しました。その時の、衝撃的な忙しさから、昨年度末にアンケートを採って見直しを進めました。

 「同時開催でもできる」「今までやれていたので」と言う意見もありましたが、「ていねいに作品を仕上げる余裕がない」「日々の積み上げるべき学習に追いつかない」「ステージと同時開催で、子ども同士の作品鑑賞がゆっくりできない」という意見もありました。

 最終的に、「11月は音楽発表会にしてステージのみにする」「作品展は3学期までかけて仕上げた作品をストックし、2月の懇談に合わせて講堂で数日間見てもらう」という形になりました。無くすのではなく、分割しました。

 お陰で、合奏と合唱に集中して取り組むことができ、精一杯のステージを見てもらえました。

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 全校合唱は、ゴダイゴの「ビューティフル ネーム」です。国際児童年(1979年)のテーマソングで、NHK「みんなのうた」で流れました。「命の教育」をしている今年、そして「世界につながる小学校」である敷津小にぴったりの歌。英語の歌詞も、教頭先生が金曜日の「Shikitsu English time」でレクチャーしてくれてバッチリです!

 月に一度のスクリーンを使った校長講話では、「ビューティフル ネーム」の歌詞を解説しました。それから、最近名前をつけたお父さん先生2人に、「赤ちゃんの名前の由来、こめた願い」を話してもらうことに。

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 お父さんになったばかりの先生が、照れながら話す「名前」の話を、みんな聞き入っていました。

 ♪名前 それは 燃える いのち
  ひとつの地球に 1人ずつ ひとつ
  Every child has a beautiful name
  a beautiful name a beautiful name♪

 保護者の方の感想にも「みんな一つずつ、素敵な名前を持っているんですね」という言葉があり、嬉しくなりました。自分の名前と命を、そして仲間の名前と命を大切にしてほしい。心から、願っています。

 給食の時間には、何度かゴダイゴ版の「ビューティフル ネーム」が流れており、ホーンセクションの明るさといい、古さをまったく感じない名曲だなぁと職員室で感心していました。

 アンケートの中で、子どもの姿が全員見えないことの指摘(特に合奏・全校合唱・金管バンド)がありました。なかなか楽器の上げ下ろしの問題や、客席との兼ね合いの問題などがありますが、また次回の懸案事項にしていきます。




 
 さて、11月22日(日)に京都大学であった関西教育フォーラムを聴講に行きました。テーマは「教育格差」。学校訪問に来てくれたこともあるNPO団体の主催で、「百マス計算」の陰山先生や現場の先生がパネリストで登壇されていました。

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 学生がおそろいのパーカーを着て、懸命に呼び込みや運営をしていました。

 フォーラムでは、データや事例を取り上げながら「教育格差が現実に存在する」社会状況に触れていました。対策は、行政・学校・家庭・地域が何をするべきかを大まかに取り上げていました。やはり、耳タコでしょうが「早寝・早起き・朝ご飯」は基本だと改めて感じました。先日、健康委員会が「プラスワンで朝ご飯パワーアップ集会」で、朝ご飯の大切さと、できれば「あと1品」足せるといいね!と紹介してくれました。

 私も1人の親としてがんばらねば……。

 関西大学の若槻健先生からは、力のある学校のモデルについて紹介がありました。また、パネルディスカッションで紹介のあった茨木市郡山小の発表が、参考になりました。児童数200名、単学級で外国ルーツの児童は20%弱。敷津小に近い。ずらっと並んだスタッフ表に、日本語指導の専門スタッフの名前が3人ありました。うらやましい!

 各教育委員会の優先順位があると思いますが、少しずつ大阪でも広がるといいなと思います。中央区は、日本語指導支援員の派遣が始まっています。

 浪速区でも、エール学園との提携で留学生の学校派遣インターンシップが始まることになりました。

 朝日新聞 11/7夕刊 「日本語苦手な子、留学生が支援 大阪、専門学校と協定」
 http://www.asahi.com/articles/ASHBN7R27HBNPTIL02P.html
 ※今、敷津小に来てくれている留学生と、子ども達の写真がいい感じです!

 週に一度でも留学生が来て支援をしてくれることは、大いに役立っています。子ども達も、学校生活や家庭で抱えている悩みを、そっと話しているようです。

 これが、情報を持っている一部の学校のものだけにならず、全国的に困っている現場や子どもに届くにはどうすればいいか。その手立ての1つとして、発信を続けています。

 同時に、課題解決のために自分自身も学び続ける必要があります。郡山小の実践は、支援員の数という単純な取り組みでなく、教職員による学力保障のためのさまざまな工夫や奮闘が垣間見られました。

 3連休、紅葉シーズンの京都に出かけてうっかり市バスに1時間閉じ込められましたが、行って良かったです。

 


  「教育格差」の問題を、真剣に考える人が増えること「課題を話題に」することは、最初の一歩です。先日、立命館大学の教職講習の講師をさせてもらいました。これも、学校現場の課題を共有し、「考え・伝え・動ける」人が1人でも増えてほしいからです。

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 中学・高校の先生になる人たちが多いので、小学校の現場でどんな思いで子ども達に関わり、一人ひとりを送り出し、社会に出るまでのバトンを引き継いでほしいと思っているかを、話しました。

 また、中高生はスマホとの付き合い方も指導事項になってきます。体験の質や量や、生活の質はスマホ中毒をいかに避けるかがポイントになります。先日、大阪府の中高生2万人から取ったデータでも、「スマホ所有の子どもの半数が夜12時以降に就寝」というものがありました。スマホでない携帯電話所有者の、2.5倍の数だそうです。

 子ども達自身が、付き合い方を考える時期に来ています。
 
 先日、ボランティアで関わった「LINEいじめ防止スタンプ」の応募期間が終了し、入選作品を発表しました。全国の子ども達が、真剣にデザインや言葉を考えてくれました。これは、大人では作れないなと実感しています。

 作品は、リンク先にあります↓
 http://www.osakan-space.com/blog/9282

 クラス全体で取り組んでくれた先生もいて、嬉しく思いました。スタンプをデザインする中で「こんな会話の流れはイヤだな」「相手を喜ばせるにはどうしよう?」と考えてくれたことが、何よりの成果です。LINE本社とNHKも同じ「いじめ防止スタンプコンテスト」を開催するとのことで、広がりを感じています。





 最後に、告知です!
 
 「敷津子育てサロン ぽんぽこ」は11月28日(土)10時~11時半で開催されます。
 敷津小学校隣、高岸老人憩いの家でおもちゃを並べて待ってますよ~♪

 地域で子育て、つながって子育て。
 「場」を作るところから、地域のボランティアのみなさんと一緒に取り組んでいます。


 《本日の一コマ》

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 毎年、娘が熱烈に楽しみにしている「浪速区スケートパラダイス」。
 今日も浪速区の小学生たちに混ぜてもらいました!

 敷津小のお姉さんたちに助けてもらいつつ、毎年、最後にはそこそこ滑れるようになっています。 
 私は例年通り、手すりにしがみついてるところを見学の保護者のみなさんや、子ども達に笑われていました。

 教頭先生も、例年通りスーツ姿で華麗に滑っていました(笑)。


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★敷津小学校・公式ホームページ★
 http://swa.city-osaka.ed.jp/swas/index.php?id=e611307
 社会見学やゲストティーチャー、研修に研究授業と濃い毎日です!
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Tag:校長日誌 

プロフィール

山口 照美

Author:山口 照美
前・大阪市立敷津小学校校長。現在は別の形で公教育に関わっています。

大阪市の公募で採用された民間人校長の1人。塾の校長経験を経て起業し、広報代行会社の経営やセミナー講師を11年間務めた後、2013年4月より3年間、校長職を務めました。

介護福祉士の夫と小3の娘、3歳の息子(2016年現在)に支えられ、「経済格差を教育格差にしない」を目標に、企画力と行動力で教育に関わり続けます。

著書『企画のネタ帳』(阪急コミュニケーションズ)『売れる!コピー力養成講座』(筑摩書房)『現代語で読む「たけくらべ」』(理論社)など。

日経DUAL連載中
http://dual.nikkei.co.jp/list.aspx?rid=1436

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