3度目の修学旅行。


 5月28・29日と修学旅行に行ってきました!

 3度目の志摩・鳥羽への修学旅行で、行程も出てくる食べ物もほぼ一緒なのですが、それだけに年ごとの違いが際立って面白いものです。中でも、2日目の朝早くに行く魚釣り体験は、毎年ドラマティックで大好きです。

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 今年は、天気が危ぶまれる中で一滴も降らないという幸運も味方につけ、14名分=14匹釣ることができました!

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 全員が釣れなかったのは残念ですが、お互いに励ましたりコツを教えあったりしながらの、ほのぼのとした釣り体験でした。




 今年度の修学旅行には、初の試みとして中国人留学生で通訳のできる方に同行をお願いしました。本校には昨年度より、中国からの転入生が増え、特に宿泊学習での安全面で懸念がありました。そこで、浪速区にあるエール学園さんに相談したところ、もともと学生を企業へインターンシップで派遣していたこともあり、敷津小学校への派遣を試験的に実施してくださいました。

 本校への週1回の学校への学習支援と宿泊行事の通訳で、女子学生さんが来てくれています。日本の小学校は初体験、初日は1年生の子ども達が給食を運んでいるのを見てびっくり!

 「こんな小さな子が運ぶんですか?配膳は誰が?」
 「子ども達でしますよ」
 「すごい!」

 調理実習や体育の授業に留学生スタッフが驚く度に、日本の小学校の素敵なところを教えられるような気がします。修学旅行でも、「周りの子と中国の子をつないでやってほしい」というこちらの要望に応えて、交流の仲立ちをしてくれました。

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 渡日児童の増加については、学力保障・進路保障を考えて動かねばならないと思っています。先日は、外国人児童が多い南小学校へ見学へ行き、校長先生にさまざまな情報をいただきました。私たちも、「世界につながる敷津小」として、お互いの違いを認め合い、自分に自信が持てる児童を育てたい。

 母国を自分の意志で離れ、日本語を学び、日中両方をつなぐ仕事で働きたいと奮闘している留学生との出会いも、単なる通訳ではない効果があります。子ども達にとって、日本語を学び、母国語も大事にするモチベーションにつながります。「留学生インターンシップ」が、他の学校にも広がるようにと願っています。

 


 さて、今日は敷津が燃える日、「わんぱく相撲大阪市大会」がありました。教頭先生の熱い勧誘と指導で、総勢31名の出場者でした。みんながチャレンジ精神旺盛なわけではない。手を引っ張って連れ出さなければ出てこない子に、広い世界、新しい体験をさせてやりたい。毎日昼休み、汗だくになって練習をし続けた、糸井教頭の想いがこもった一日でした。

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 負けて悔し泣きする子、勝ってガッツポーズをする子、たくさんの感動の場面があります。その中で、私が嬉しく眺めたのは、待ち時間に見知らぬ子と仲良くなっている子ども達の姿でした。また、自分の出番が終わってから、他の学年の敷津の子を応援する様子も、「小さな学校★大きな家族」ならでは。

 たくさんの児童が出ているので、会場を駆け回って応援巡りをしました。
 今度は夏のスポーツ交歓会でチャレンジを!

 その一方で、私自身は糸井教頭にそそのかされて応募した大阪マラソンが、絶対に当たらないよう祈りを捧げる日々です……。

 


 ★ご案内★

・日経DUALの連載が掲載されました。「教職員のワーク・ライフ・バランス」をテーマにしたところ、多くの反響をいただきました。今年は、色んな方法で実践したいと思っています。 ※無料会員サイトです。
 http://dual.nikkei.co.jp/article.aspx?id=5166

・『中学受験大百科(プレジデントFamily)2015』に、6年ほど前に取材を受けて掲載された「名物教師が競演!学校では教えない国語のコツ」が再掲されています。

 

 まさか自分が小学校に行くとは思っていなかったので「学校では教えない」などという不届きなタイトルになっていますが、これは編集側が決めることなのでご容赦を……。もう1つ、写真も6年前のままなので、今とあまりにも違う点もご容赦ください(汗)。

 この記事で紹介している漢字ゲームは、昨年度の校長経営戦略予算で「漢字博士」「熟語トランプ」「漢字なりたちカルタ」等を購入して、クラス丸ごとで取り組めるようにしています。


 《先週の2コマ》

 PTA総会の校長講話の準備のために、夜遅くまで一人で仕事。廊下で「カサッ」とか「ゴトッ」という音がしていたけれど、それが何か考えないようにパワポを作っていました。

 仕事も終わり、戸締りしようと廊下に出たところ。

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 わーーーー2年生のザリガニ!
 捕まえなきゃ!……でもめっちゃ怒ってて怖い!触れない!
 教頭先生にメールで助けを求めたところ、「ちりとりで!」とのアドバイス。
 
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 ちりとりの上でも威嚇されましたが、無事に収納しました。

 日本の教育格差を解消するために学校現場に来たのに、ザリガニと深夜の格闘を繰りひろげてる自分がちょっと情けない……。小学校は毎日がドラマティックです!

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★敷津小・公式ホームページ★
 http://swa.city-osaka.ed.jp/swas/index.php?id=e611307
 修学旅行では「携帯から直接更新できる」新機能を駆使して、15回更新しました。6年生の保護者の方に「一緒に旅行しているみたいで、楽しかった!」と言っていただき、嬉しかったです。
 
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Tag:校長日誌 

プロフィール

山口 照美

Author:山口 照美
前・大阪市立敷津小学校校長。現在は別の形で公教育に関わっています。

大阪市の公募で採用された民間人校長の1人。塾の校長経験を経て起業し、広報代行会社の経営やセミナー講師を11年間務めた後、2013年4月より3年間、校長職を務めました。

介護福祉士の夫と小3の娘、3歳の息子(2016年現在)に支えられ、「経済格差を教育格差にしない」を目標に、企画力と行動力で教育に関わり続けます。

著書『企画のネタ帳』(阪急コミュニケーションズ)『売れる!コピー力養成講座』(筑摩書房)『現代語で読む「たけくらべ」』(理論社)など。

日経DUAL連載中
http://dual.nikkei.co.jp/list.aspx?rid=1436

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