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「しきつチャレンジ教室」始まりました!


 昨日、今年最初の土曜授業がありました。

NHKの連ドラやCMで活躍するプロの役者さんが、地域在住の方を中心に「劇団しきつ」を結成。9名の子役希望の児童を加えて、楽しい舞台を作り上げてくださいました!「劇団しきつ」としては、2回目の公演になります。

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 白雪姫に浦島太郎に桃太郎、そしてかぐや姫とおなじみのキャラクターが活躍する楽しいお芝居です。オリジナルの脚本、手作りの衣装(それなのに本格的!)、何より、プロの演技指導を受けた子ども達がしっかり演技をしていて、手弁当でここまでしてくださる皆さんに、感謝しかありません。

 低学年の子ども達は、活躍する先輩たちに憧れの気もちを抱いたと思います。最後に「高学年になったら『劇団しきつ』に入りたい人!」という呼びかけに、たくさんの手が挙がっていました。

 地域・保護者の皆さんも一緒に鑑賞し、楽しい時間を過ごすことができました。
 ありがとうございました!




 土曜授業の午後からは、学校の隣の「高岸老人憩いの家」で、「しきつチャレンジ教室(無料土曜塾)」が始まりました。さかのぼること2年前、当時はティーチ・フォー・ジャパンという学習支援のNPO団体に連絡を取ったことから話は始まりました。

 公募校長として学校現場の多忙を目の当たりにし、学校支援に地域や外部の力を取り入れる必要性を感じていました、また、学校教育は「知的好奇心を広げる」「理論を理解する」「話し合いなどで多様な考え方を育てる」という部分に強いけれども、「学力の定着」という面では家庭学習に頼ってきた歴史があります。

 全国学力テストの成績が高い地域の、通塾率や教育サービスを受けている人数を、なぜ調査しないのだろう。いつも思います。敷津小では朝学や「家庭学習の手引き」の配付、意欲があればどんどんプリントをやれる「しきつチャレンジプリント」を設置するなどの対策をしてきました。

 一方で、塾講師や家庭教師を続けてきて「学校外の学習時間」の効果も知っています。特に、算数の未定着単元の復習や、応用問題にチャレンジして理解を深めることは、効果的です。

 大阪市には、中学生に「教育バウチャー制度」があります。もっと簡便に使いやすくなり、提携する塾が校区内にあれば、必ず効果を上げると思います。しかし、小学生に教育サービスを受ける補助はありません。

 そこで、ティーチ・フォー・ジャパンから独立して「NPO法人Learning For All」となった、学習支援ボランティア団体と交渉を続けてきました。

 NPO法人 Learning For All
 http://learningforall.main.jp/

 その結果、今年度は敷津小校下で1年間、無料土曜塾を開いてもらえることになりました。地域の方にも説明し、学校との連携をスムーズにするため、敷津校下子ども会が主催し、運営をNPO団体が行うことになりました。

 敷津小はありがたいことに、全校児童が地域の補助で子ども会に加入できています。子ども会行事の案内を学校で配るように、学校から募集することができました。地域に無料塾を開き、団体が独自に子どもを集めるよりずっと効果的です。さらに、運営スタッフの2名は大学を休学してこの活動に打ち込んでおり、平日の昼間は週に一度、本校で支援スタッフとして活動してくれています。

 子ども達とつながった上で、土曜日に指導をしてもらえるのは安心です。

 先週の日曜日は、土曜塾のための研修にも講師として参加しました。ボランティアにも関わらず、子ども達の学力保障のために真摯に学び、情熱を傾ける若い姿に、胸が熱くなりました。

・5・6年の希望者
・2:1個別指導
・春/夏/秋/冬のプログラムごとに募集
・いきいき(学童)への送迎あり
・授業料・教材費無料

 これは、Learning For Allのみなさんの活動と協力があってのこと、そして地域や子ども会の方が応援してくださったことで実現しました。

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 合間にいるスタッフは、指導スタッフの教え方をチェックしてもっと指導レベルを上げるために、フィードバックする役目をしています。子ども達も、2:1や個別対応で課題に取り組んでいました。

 まずは1年、やってみよう。
 開校式では、連合町会の会長さんや子ども会の会長さんも、挨拶をしてくださいました。

 もちろん、2年・3年と続けるつもりです。そして、多くの地域に広がっていくように、連携や運営のノウハウを積み重ねていきたい。まずは、最初の一歩です。

 研修では、

「学校の応援団にはならなくていい。
 学校は学校で使命があり、がんばっている。
 ただ、敷津の子ども達の応援団になってほしい」

 と伝えました。

 子ども達の学びを、いろんな形で応援したいと思っています。



 《先週の一コマ》

 先週の水曜日、敷津小から徒歩2分。
 仕事帰りに、Zepp大阪に行ってきました。

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 お目当ては「さだまさしU30(30歳以下)限定ライブ」

 自主申告で構わないということで、「めっちゃ嘘ですやん」とからかわれながらオールスタンディングのライブに参加してきました。夫の影響でハードロックもへヴィ・メタルも好きですが、原点は高校時代からのさだまさし……ライブ会場には明らかに20代ではない人々が多く、出てきたさだまさしに「余命アンダー30じゃん!」と文句を言われる客層でした(笑)

 19歳の時に初めてライブに行ってから20年以上。
 何度も聞いているけれど、縁あって打ち込む仕事がある場所で聞く、「風に立つライオン」は格別でした。

 「僕は風に向かって立つ ライオンでありたい」

 青臭いまま受け止めていた10代の最後と、同じような気持ちが湧いてきます。
 

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★敷津小・公式ホームページ★
http://swa.city-osaka.ed.jp/swas/index.php?id=e611307
 ホームページに載っているライン引きの夜、全てを洗い流す雨が降ったのでした……
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Tag:校長日誌 

プロフィール

山口 照美

Author:山口 照美
前・大阪市立敷津小学校校長。現在は別の形で公教育に関わっています。

大阪市の公募で採用された民間人校長の1人。塾の校長経験を経て起業し、広報代行会社の経営やセミナー講師を11年間務めた後、2013年4月より3年間、校長職を務めました。

介護福祉士の夫と小3の娘、3歳の息子(2016年現在)に支えられ、「経済格差を教育格差にしない」を目標に、企画力と行動力で教育に関わり続けます。

著書『企画のネタ帳』(阪急コミュニケーションズ)『売れる!コピー力養成講座』(筑摩書房)『現代語で読む「たけくらべ」』(理論社)など。

日経DUAL連載中
http://dual.nikkei.co.jp/list.aspx?rid=1436

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