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卒業式まであと4日。

 年度末の忙しさ、一度やったぐらいで慣れるものではありません。先週の金曜日に学校協議会を終え、あとは卒業式、修了式が控えています。昨年はこの忙しさに、2月末の引っ越しや娘の保育園卒業のための保護者会の仕事などをやっていたのかと思うと、ゾッとします……。

 そんなわけで、今日は一つだけ写真をご紹介して、近況報告とさせていただきます。

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 これは、3月5日に土曜授業で行われた「卒業生を送る会」での一コマ。

 元担任の阪口先生・根井先生を中心に、「6年生が3・4年生の時にやった『孫悟空』を、教職員の出し物で再現しよう!」と企画が立ち上がり、極秘ミッションがスタートしました。

 短縮バージョンの台本と、5年生の保護者の方に提供していただいたDVDを元に、子どもの帰った後の職員室で衣装を作り、講堂で練習しました。私は事務の中野さんと一緒に、三蔵法師を役です。劇中歌の「♪さるるる ぶたたた かっぱっぱ」のメロディーに、覚えていた5・6年生が嬉しそうに合わせてくれて、幸せなひと時でした。

 そして、最後の「さあ 天竺へ」の歌詞を「さあ 中学へ」と替え歌にし、音楽専科の増田先生のピアノで歌いました。一番の聞かせどころで、誰かが子ども達の爆笑を取っている……。その正体は、お釈迦さまの衣装がちぎれてべろーんと脱げてしまった、石川先生。

 後で「色仕掛けで笑いを取るのはずるい」と、からかわれていました(笑)。

 大人が子ども達のために、思い出の劇をやって驚かせよう、喜ばせようとする姿に、当事者の一人ながら胸に迫るものがありました。

 そして、子ども達がそれぞれに思いをこめて、卒業生へのお祝いの気もちを、そして在校生へのお礼の気持ちを伝える姿にも、じーんと来ました。4年の作文をのぞいたら、「校長先生が1年生の歌で号泣していました」と書いてあり、ちょっと恥ずかしかったです。

 号泣はしていませんが、懸命に歌う1年生の姿と、彼らを見守る6年生のやさしい笑顔にやられました。

 別の学校の先生が、教師の仕事のやりがいについて話していました。

 「他人のことで泣ける、こんな心揺さぶられる仕事はそうそうない」

 今の6年生たちには、たくさん心揺さぶられてきました。
 一緒に過ごせる残りの日々を大切に、当日を迎えたいと思います。


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Tag:校長日誌 

プロフィール

山口 照美

Author:山口 照美
前・大阪市立敷津小学校校長。現在は別の形で公教育に関わっています。

大阪市の公募で採用された民間人校長の1人。塾の校長経験を経て起業し、広報代行会社の経営やセミナー講師を11年間務めた後、2013年4月より3年間、校長職を務めました。

介護福祉士の夫と小3の娘、3歳の息子(2016年現在)に支えられ、「経済格差を教育格差にしない」を目標に、企画力と行動力で教育に関わり続けます。

著書『企画のネタ帳』(阪急コミュニケーションズ)『売れる!コピー力養成講座』(筑摩書房)『現代語で読む「たけくらべ」』(理論社)など。

日経DUAL連載中
http://dual.nikkei.co.jp/list.aspx?rid=1436

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