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ゼロベースで考えよう!


 先週から講演が続いていました。

 月曜が浪速区保護司会、14日(土)が大阪市子ども会連合協議会、21日(土)が浪速区学校歯科医会で、それぞれ講演させてもらいました。学校現場の「後方支援と広報支援」を心がけているので、子どもに関わる方に学校現場を知っていただく機会になるならと、お受けしています。

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 どこの会場でも「学校現場の大変さがわかった」「自分の立場でできることをしていきたい」との声をいただき、役目を果たせてホッとしています。

 それぞれの学校・地域が子ども達のために奮闘しています。校長同士の話や、各地域のPTAの方の話にも感じます。学校広報は、積極的にやることで学校・地域の応援団を増やすことになります。

 私が特におすすめするのは、「みんなの経済新聞ネットワーク」への情報提供です。
 http://namba.keizai.biz/
 ※敷津小学校の情報は「なんば経済新聞」へ送っています。

 地域密着のニュースをを扱っており、地域ごとに情報を募集しています。ヤフーニュースに転載されることもあり、広報に役立ちます。地域と連携した防災訓練、ユニークな出前授業・学校行事などを発信してみてください。サイトの下の方に「エリア情報はこちらまで」と、各地域ごとに送り先が載っています。




 情報発信を考える時に、やはり「学校運営の軸」が必要になります。

 「経済格差を教育格差にしない」というミッションが軸にあった上で、将来の可能性を広げるためのキャリア教育があります。また、今年度は「安心・安全な学校づくり」も目標に掲げています。土曜授業で行ったもちつき大会は、地域・保護者・児童をつなぎ、見守りの目を増やすという意義を知ってもらいたくて発信しました。


 来年度の計画も今年度の振り返りをしながら、教職員からの提案をまとめていきます。最初に3年計画は立てているのですが、この一年で学校を取り巻く環境や児童の実態に変化がありました。

 中でも「今年度の転入生が、すべて中国からの渡日児童」であるのは、大きな変化です。多文化共生、学力保障については浪速区全体の課題でもあるので、小学校同士で情報交換しながら進めていきたいところです。

 それにしても、毎日英語の授業があるという中国の小学生、「通じる英語」をすでに話せています。日本の英語教育について、考えさせられました。外から物を見る機会になり、私も勉強になります。

 私もイマイチな英語とiPhoneの通訳アプリを駆使しながら、転入生たちとコミュニケーションを取っています。教頭先生が中国語を話せるので助かっていますが、いつまでも甘えていられません。プールがない、給食がない、家庭科のない中国の学校から日本に来て「生まれてはじめて」を楽しんでいる子ども達を見ると、日本の教育のいい面も感じます。





 2年目の終わりを目前に、私の悩みは「慣れ」との戦いです。
 そんなタイミングで刺激的な本を読みました。

 
0ベース思考---どんな難問もシンプルに解決できる0ベース思考---どんな難問もシンプルに解決できる
(2015/02/14)
スティーヴン・レヴィット、スティーヴン・ダブナー 他

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 前の『ヤバい経済学』シリーズも好きなので、今回も楽しみにしていました。ぼんやりしかけていた頭が、叩き起こされた気分です。

 私は学校の常識や前例を知らないことが弱みでもあり、強みでもあります。学校現場で出会った難題の全てを諦めることなく、ゼロベースで考えていくのが役目です。今年度は新しいこともやれたけれど、やりきっていないこともあります。

 先日から、管理作業員の志水さんと学校を回って整備が必要なところをチェックしました。悩みの種だった図工室を、もっと使いやすくしたいものです。志水さんもアイデアマンで、相談するとあっという間に解決してくれる発想力と職人技には、毎度惚れ惚れしています。

 来年度は、もっと保護者の方とつながる方法についても、「ゼロベース」で知恵を絞っていこうと思います。私自身、娘の学校のプリントを見落とすことがあるので……。ネット社会、スマホやLINEの普及率、外国人保護者の増加など、環境が変わった以上は、打つ手も変わります。

 『0ベース思考』の中では「子どもの発想で考えろ!」と書いてありました。
 子どものそばにいる私たちなら、きっとできるはず。
 アイデア出しの時間を取るところから、始めていきます。


 《最近の一コマ》

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 先日あった「音楽鑑賞会」では、大阪教育大の吹奏楽部のみなさんが、素敵な音楽とショーをたっぷり見せてくれました。金管バンドとコラボ演奏のコーナーもあります。リハーサルでは見ていただけですが、「上手な人たちと演奏すると、上手になった気がして気もちいいですよ!」と勧められ、「Let It Go」一曲だけそっとトランペットで参加しました。

 確かに気持ちよく演奏できましたが、高いファが鬼門で未だにスッキリ出せません。
 来年度の目標に、加えておきます(笑)。

 吹奏楽部の皆さんは、教師を目指す人たちだけあって進行も説明も上手でした。子ども達に楽器を触らせてくれて、プロの演奏よりずっと親しめる大好きな行事です。また来てくださいね!


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 ★敷津小学校・公式ホームページ★
 http://swa.city-osaka.ed.jp/swas/index.php?id=e611307
 6年生は卒業前の行事が一つ一つ終わっていきます。その度に、教職員のみんなで、成長を喜びながら寂しさを感じています。 
 
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Tag:校長日誌 

プロフィール

山口 照美

Author:山口 照美
前・大阪市立敷津小学校校長。現在は別の形で公教育に関わっています。

大阪市の公募で採用された民間人校長の1人。塾の校長経験を経て起業し、広報代行会社の経営やセミナー講師を11年間務めた後、2013年4月より3年間、校長職を務めました。

介護福祉士の夫と小3の娘、3歳の息子(2016年現在)に支えられ、「経済格差を教育格差にしない」を目標に、企画力と行動力で教育に関わり続けます。

著書『企画のネタ帳』(阪急コミュニケーションズ)『売れる!コピー力養成講座』(筑摩書房)『現代語で読む「たけくらべ」』(理論社)など。

日経DUAL連載中
http://dual.nikkei.co.jp/list.aspx?rid=1436

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