運動会目前です!


 ご無沙汰しています。

 学校は相変わらずにぎやかに、運動会に向けてスピード感たっぷりに動いています。
 
 先日、神戸で痛ましい事件がありました。
 学校外の安全について、先日「校長通信」でメッセージを保護者の皆さんにはお届けしました。

 プリントが読まれない現状はあるのですが(私自身、娘の学校と息子の保育園プリントで食卓が埋まっているので偉そうには言えません……)、さまざまな形で「一緒に子どもの安全意識を育てる」「学校と家庭が連携する」努力をしていきます。

 ・学校外での子どもの居場所(だれと、どこへ行き、何時までに帰るか)を確認する。
  →子ども同士の約束だけでなく、できれば保護者同士で連絡を取ってください。

 ・よく行く場所を子どもと歩き、近寄らない場所や助けを求められる「しきつ子ども安全の家」のステッカーを確かめる。
 
 ・緊急時の連絡先を暗記させるか、メモを所持させる。
  →電話番号が言えない、正確な住所が言えない子どもは多いです。特に低学年はランドセルにメモを入れておいてください!

 私自身、1年生の女の子を持つ身です。防犯ブザーをチェックしたら、音が鳴らずにぞっとしました。電池をすぐに入れ替え、改めて使い方の確認をします。

 いつも「学校はどこまで指導すべきか」迷う思いはあります。「学校にそこまで言われたくない」という思いで受け止める方がいる可能性もあります。もちろん、大多数の方はできている、意識していることだと思います。

 ただ、学校と家庭が同じ問題意識を持つことで「再確認」「気づくきっかけ」になればいいなと思って、発信しています。




 先日、講演の機会をいただきました。
 
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 タイトルは先方がつけてくださったので「真の教育」は大きな言葉だと、自分でも思います。子ども達と向き合いながら「この指導の先にあるものは何だろう」といつも考えさせられます。規律が守れても従順なだけでいいのか、10年後の日本や世界で必要な自己主張のあり方とは何だろう?

 だから全てを悟ったような話は当然できませんが、経営者として見てきた世界と、今向き合っている子どもの現実を合わせて、今の時点で言えることをお話ししました。そして、公教育がセーフティーネットであり、多忙や人材不足という課題を抱えている点も、強く訴えていきたいと思います。訴えるだけでなく、解決策を考え、実行していきながら。

 この講演の日、こんな雑誌を買って教頭先生と一緒に読んで意見交換しました。

週刊 東洋経済 2014年 9/20号「学校が危ない/スマートフォン大特集 スーパーチープ襲来す! 」週刊 東洋経済 2014年 9/20号「学校が危ない/スマートフォン大特集 スーパーチープ襲来す! 」
(2014/09/16)
不明

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 「ブラック化する職場」とまで書かれた環境下で、健全な児童育成は難しい。いろんな人の「子どものためなら」という善意に寄りかかってかろうじて成立している現状は、日本の教育予算のかけ方や採用等に大きなミスがあることを示しています。

 現場で日々つかむ「虫の目」と、未来や日本全体に目を向けた「鳥の目」と。両方の目を持つように意識して、日々を送っています。

 今回の講演でお話ししたことについては、次回の「日経DUAL」の連載でまとめる予定です。会いたいと思っていた教育・育児支援関係者の方にも、たくさんつながることができました。貴重な機会をいただき、ありがとうございました。




 安全に加えてもう一つ、子ども達に発信していることがあります。

 先週の月曜日、月に1度のスクリーンを使った校長講話で「いじめをなくそう」という話をしました。自分が小学生の時に受けたいじめを話し、どんなことがいじめに当たるかを話しました。自分たちは軽い気持ちでも、相手が辛い気持ちをしているならそれは「いじめ」です。

 いじめが起きる要素がなければ、こんな話はしません。
 学校での言葉の乱暴さやトラブルが気になり、話しました。学校でも子どもの様子を気をつけていますが、見落としていることや学校外のことで何かあれば、ぜひ知らせていただければと思います。

 養護教諭の岡部先生が紹介してくださった、この本から詩を一つ読みました。

 
いじめっこいじめられっこ〈1〉 (小さな学問の書)いじめっこいじめられっこ〈1〉 (小さな学問の書)
(2014/07)
谷川 俊太郎、子どもたち 他

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 また、ふりかえりを兼ねて学校ホームページで紹介する予定です。

 運動会が、子ども達にとって「仲間を信頼する」機会になるように、各担任はさまざまな工夫をしています。
 
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 5・6年生は人数の少ない学年同士だけに、1人も欠けることができない大事な仲間です。
 当日は、力を合わせてがんばる姿を見ていただければと思います。

 晴れますように!


 《先日の1コマ》

 土曜日に行ってきました、娘の小学校の運動会!

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 暑い!さすが900人校子どもが多い!親や親戚も多い!

 噂では5時から場所取りで並ぶと聞いていたのですが、体力がついていかず諦めました。児童は教室でお弁当を食べるため、お昼に帰る保護者も多数。2歳の息子が暑さで参りそうだったので、ちょいちょい帰れたのはかえって良かったです。

 娘は真剣に走り、踊り、玉入れをし、白組の負けに落胆していました。

 それにしても人数が多くて探すのが大変、さらに赤白帽が大きくて、目のあたりが隠れると誰かわからない状態に。写真を撮ったものの娘か確信できない私に、夫は「靴でわかるやん」と教えてくれました。何だろう、この負け感……。

 来年は目立つ靴下作戦でいこうと思います(笑)。

 舞台裏の奮闘が手に取るようにわかるだけに、見所満載。
 組体操が終わって、退場門で先生とハイタッチしている子ども達の笑顔に、泣けました。

 知らない子ども達の組体操でこんなことでは、当日が思いやられます。

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 ★敷津小学校・公式ホームページ★
 http://swa.city-osaka.ed.jp/swas/index.php?id=e611307
 先日の参観にも、多数のご参加ありがとうございました!
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Tag:校長日誌 

プロフィール

山口 照美

Author:山口 照美
前・大阪市立敷津小学校校長。現在は別の形で公教育に関わっています。

大阪市の公募で採用された民間人校長の1人。塾の校長経験を経て起業し、広報代行会社の経営やセミナー講師を11年間務めた後、2013年4月より3年間、校長職を務めました。

介護福祉士の夫と小3の娘、3歳の息子(2016年現在)に支えられ、「経済格差を教育格差にしない」を目標に、企画力と行動力で教育に関わり続けます。

著書『企画のネタ帳』(阪急コミュニケーションズ)『売れる!コピー力養成講座』(筑摩書房)『現代語で読む「たけくらべ」』(理論社)など。

日経DUAL連載中
http://dual.nikkei.co.jp/list.aspx?rid=1436

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