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明けましておめでとうございます。

 2014年を迎えました。
 明日はいよいよ、3学期が始まります。

 
 正月は例年、鳥取県の実家に帰って過ごすために2キロほど太ってしまいました。こっちに帰ってからの数日で調整しようと思ったのですが、間に合わず。スーツが入るか少々心配です。


 昨年の1月7日に市役所で発令式があり、そのまま教育センターへ移動して研修がスタートしました。「去年の今日」は初出勤の日。これで思う存分に教育の話ができる!と胸を躍らせつつ、不安で押しつぶされそうでもあったことを、思い出します。


 昨年の反省と今年の目標を、日経の電子版に書いておきました。


 「子どもの笑顔は大人がつくる」~ママ世代公募校長奮闘記
 http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK25035_V21C13A2000000/

 この記事で書いた通り、年末年始は「自分にごほうび」とばかりに食べた報いでやや体が重いです……。


 文中に出てくる「子どもは大人が笑顔の時に笑う」は、梅花女子大学の伊丹昌一教授の言葉です。昨年、2回講演を拝聴し、今後も学びたいと思う先生の1人です。


 私が昨年、最も勉強したのは特別支援教育でした。私の夫は、大阪市内の某小学校に特別支援の児童を迎えに行き、放課後の遊びを見守るガイドヘルパーの仕事をしています(他にも複数の障がい者の外出介助・訪問介護をしています)。

 家庭でも自ずと、本当に必要な支援とは何か、自立とは何かについて話し合います。テレビや本の情報交換もします。

 以下の本は、小説仕立てで「学びにくさを抱えている子ども」を本人、家族、複数の教職員の視点から描いてある良書でした。学校でも薦めています。

 
明日 (単行本)明日 (単行本)
(2013/10/30)
佐倉 淳一

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 全ての子どもにやさしい学校環境、教室環境、授業とは何だろうか。教室の視聴覚環境を整えたのは、将来的な英語教育やICTに備えたためでもありますが、視覚的な教材で子どもたちの集中力や注意を喚起する目的がメインです。

 ようやく1月11日(土)に工事が入ります。どんな活用の仕方ができるか、知恵を出し合って、子ども達の反応を見ながら「できる・わかる授業」を作る助けにしてもらいます。


 この1年、特に現場に入ってからの9ヶ月を振り返ると、日々の出来事の対応で終わる面が大いにありました。情報は取りに行かないと手に入りませんので、学校をウロウロして子ども達と接することも大事な仕事です。

 そうなると、1日の時間管理が難しくなります。

 
 日経の記事でも書いたように、今年の目標は「スケジュール管理」

 1日のスケジュール管理、学校全体の動きに目配りをした前倒しのスケジュール管理、家庭でのスケジュール管理。

 計画を立てる、実行する、走りながら臨機応変に組み替える、反省して次の計画を立てる。どうしても無理な面があれば、根本的解決を図る。


 本来、仕事というのはこの繰り返しでやりやすくなり、改善しているはずなんです。もしそれができていないとすれば、どこかのステップで手を抜いているんだと、荒れる部屋を目の前にしてつくづく思った年末年始でした。実家でのんびりお正月を過ごして帰ったら、飾ったままのクリスマスツリーに迎えられました……。

 
 スケジュール管理は、時間の余裕を生み出し、仕事の質を高め、ミスを防ぐ(またはリカバリーする余地を生み出す)重要なポイントだと考えています。子ども達自身にも、将来に向けて身につけてほしい力です。特に、受験生指導を長くやっていたので、痛感しています。


 今年の課題は、もう一つ。前回書いたように「スマホネイティブ」や「デジタルネイティブ」と向き合う教育現場の人間として、母親として、また使いこなす当事者としてやるべきことも考えなければと思っています。

 この本は、特に中高生を抱える家庭では必読かもしれません。

 
脱ネット・スマホ中毒: 依存ケース別 SNS時代を生き抜く護身術!脱ネット・スマホ中毒: 依存ケース別 SNS時代を生き抜く護身術!
(2013/12/16)
遠藤 美季

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 マンガと対話仕立てで非常にわかりやすく、子どもから大人に起きている現状とできる対策が書いてあります。もう一つ、こちらで読んだデジタル依存の話も興味深かったです。

 
COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2014年 02月号 [雑誌]COURRiER Japon (クーリエ ジャポン) 2014年 02月号 [雑誌]
(2013/12/25)
不明

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 「イヌイット(エスキモー)の若い世代が、GPSを使って狩りをするようになり、機材の故障で迷子になったり、危険察知能力が衰えて薄い氷に突っ込んだりして死亡する事例が増えた」という話は、身の回りに置き換えても似たケースが思い当たります。考える力や危険察知能力が衰え、コミュニケーションでトラブルを抱えやすいツールなので、接し方を教える必要があります。

 今後の教育が抱える課題なだけに、自分自身もネット界隈で仕事をしていたことを活かせないか、考えています。


 3学期は、いただいた校長経営戦略予算を執行しながら来年度に向けた準備になると思います。同時に、どれほど環境を整えようとも基礎基本である「授業力」は外せません。授業をたくさん見るためにも、スケジュール管理を丁寧にしたいと思います。

 
 私にとって、最初の卒業生を送り出す3学期となりました。
 
 「前向きな小中連携」も、自分自身のテーマの1つとして取り組んできました。人数が少ないながらも強く・やさしく・前向きな敷津小自慢のリーダー達です。

 最後にどんな言葉をかけてやれるだろうか、どんな自信をつけてやれるだろうか。
 そんな思いで、最後の日々を見守っていきます。


 2014年も「小さな学校・大きな家族 チーム敷津」をよろしくお願いします!



《昨年の1コマ》

 子どもに読書を勧めるなら、まずは大人から……ということで、昨年の夏に設置した「敷津職員室文庫」。以前、女子更衣室に読み終わった本を置いて自由に貸し借りしていたという話もあり、置いてみました。

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 古典から仕事の本からマンガからエンタメ小説まで、いろんなジャンルが集まってきて楽しい!私は本屋さん気分で、時々棚を入れ替えてPOPをつけていることもあります。昨年まで資料としてうんざりするほど読んでいました。今は、純粋に本の貸し借りが楽しめる環境を楽しんでいます。

 この文庫で1年のT先生に貸してもらった『のぼうの城』を年末に一気読み。面白かった!

 
のぼうの城 上 (小学館文庫)のぼうの城 上 (小学館文庫)
(2010/10/06)
和田 竜

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 2年生のS先生からは『わたしのウチには、なんにもない。』というコミックエッセイを借り、長年の課題だった「流しの洗い桶」を処分することができました(笑)。

 
わたしのウチには、なんにもない。 「物を捨てたい病」を発症し、今現在に至りますわたしのウチには、なんにもない。 「物を捨てたい病」を発症し、今現在に至ります
(2013/02/28)
ゆるりまい

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 ただし「捨て過ぎ注意!」なので、養護教諭O先生オススメの『トヨタの片づけ』も借りて実践しています。 

 
トヨタの片づけトヨタの片づけ
(2012/11/14)
OJTソリューションズ

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 別の教職員同士で「もう少しで土下座するんで、そしたら貸しますね!」と「半沢直樹」の原作本がやりとりされていました。教頭先生は、マラソンの本を置いています。私は、趣味のこんな本を置いてみました(笑)。
 

 
よくわかるフィギュアスケートよくわかるフィギュアスケート
(2011/02/03)
ワールド・フィギュアスケート

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※ルールと選手とコーチと振り付け師を知ってると、ソチオリンピックが倍楽しめます。大好きな選手達が続々と表舞台から消えていく残酷なシーズン、全日本では大泣きしました。


 あとは昨年面白かった『銀二貫』や新書など、話題になっている時に持ってきて本棚に置きます。誰かが読んでくれると、感想を話し合うことで視点が広がりますよね。子ども達にも、この楽しみを知ってほしい!
 
 学校図書館に新しく入れる本の購入にあたり、「子どもに読ませたい本」を選んでもらいました。選者によるPOPをつけて、おすすめ本コーナーを作る予定です。


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★敷津小・公式ホームページ★

 http://swa.city-osaka.ed.jp/swas/index.php?id=e611307
 明日は始業式、子ども達の元気な顔に早く会いたいです!
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テーマ : 小学校
ジャンル : 学校・教育

Tag:掲載・放映情報 

プロフィール

山口 照美

Author:山口 照美
前・大阪市立敷津小学校校長。現在は別の形で公教育に関わっています。

大阪市の公募で採用された民間人校長の1人。塾の校長経験を経て起業し、広報代行会社の経営やセミナー講師を11年間務めた後、2013年4月より3年間、校長職を務めました。

介護福祉士の夫と小3の娘、3歳の息子(2016年現在)に支えられ、「経済格差を教育格差にしない」を目標に、企画力と行動力で教育に関わり続けます。

著書『企画のネタ帳』(阪急コミュニケーションズ)『売れる!コピー力養成講座』(筑摩書房)『現代語で読む「たけくらべ」』(理論社)など。

日経DUAL連載中
http://dual.nikkei.co.jp/list.aspx?rid=1436

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