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追われる日々。


 最近、更新が止まっていました。

 日経の連載は2回分、掲載されています。



 ◆外から見えなかった運動会の舞台裏~ママ世代公募校長奮闘記(11)
 http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK1500A_V11C13A0000000/

 まずは「中から見た」運動会初体験の感想を。

  ※ネット通じて「運動会の時の校長ジャージ、私は上下白でしたよ」とメッセージをくださった元校長先生、返信機能がなくお返事できませんが、ちゃんと届いています。ありがとうございます!
 

 主役は子ども

 全員が安全で力を発揮できるよう配慮をしながら、保護者視点や地域の方の視点も入れて組み立てていきます。終了後の保護者アンケートは総じて高評価でしたが、要望で応えられるところはまた来年度に向けて検討します。

 それにしても、少人数校での大イベントはハードだなぁと思いました。

 逆に、先日の全校遠足は90名という小規模のため、他の学校の1学年分程度にたくさんの教職員がつくというメリットもあります。

 
 タコ

 行き先は服部緑地公園、自宅近くなので子連れでよく出かけるため、危ない遊具は熟知していました。年代物のタコの滑り台、傾斜も急で降りる先がカーブで見えないのと、コンクリートがちがちで危険度高し。自由時間はここに張り付いて、他の学校の子まで注意していました。無事に終わって一安心です。
 


 もう1本の記事は、少し重い題材です。

 
 ◆「親のしんどさ」とつながりたい~ママ世代公募校長奮闘記(12)
 http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2900A_Z21C13A0000000/



 先日、浪速区保健協議会で「これからの生きる力」について、講演する機会をいただきました。そこでも、生い立ちや小学校でいじめられた経験などを率直に話しました。


 私は校長になるまでに、ネットで文章を書いて仕事につなげてきたので、ブログやWEB連載の記事がまだ残っています。いじめに関しては、子どもに向けて書いたこの文章が参考になるかと思います。

 
 ◆「わたしが死ななかった理由」~くろねこ@国語塾より
 http://toto.cocolog-nifty.com/kokugo/2006/11/post_631b.html


 家庭的に恵まれ、学校生活や人生を順調に過ごせることは、とてつもない幸運です。誰だってそうありたい。でも、なれない場合もある。生まれながらに、さまざまな事情や環境を背負っているケースはたくさんあります。


 だからと言って、家庭や運命をいつまでも恨んでいたところで、自分の人生は取り戻せません。自分はどう生きたいのか、どうありたいのか。そのために、今できることは何か。

 
 11月9日に行われる芸術発表会の全校合唱で、音楽主任に相談して「アンパンマンのマーチ」を選びました。「高学年に幼すぎる」等の意見もありましたが、歌詞の意味を高学年なら少しは深く受け止められるだろうと思い、考える時間を持った上で取り組んでもらう予定です。


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 なんのために生まれて なにをして生きるのか
 こたえられないなんて そんなのはいやだ!


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 アンパンマンに夢中の子どもと一緒にこの歌を聴いた時、「人生をかけて答えるべき問い」を投げられ、ドキッとしたものです。

 
 無邪気に「そうだ うれしいんだ 生きるよろこび」を爆発させて歌うもよし、自分の将来をイメージしながら歌うもよし。やなせたかしさんが遺したメッセージを、大人も子どもも一緒に受け止めたいと思っています。


 もう一つ、我が校の全校合唱は発表会が運動会から1ヶ月しか無いこともあり、「できるだけ練習が少なくてもできる曲」がいいという事情もあります(笑)。


 私は今、「なんのために生まれて なにをして生きるのか」という問いに、自信を持って答えられます。しんどかった過去はこのためにあったのかと、オセロゲームの黒が白に変わる瞬間を、毎日のように味わっています。


 それでも、怒濤のような行事・研修・書類処理・日々の突発的事案+「学校の不文律」に阻まれてやりきれていないこともたくさんあります。完璧に学校運営ができているとは、言えません。確実に学校は前に進み、4月から改善したことも多いのですが、肝心の子どもや保護者に伝わっていなければ意味はありません。


 これから1ヶ月、「子どもの安全な学校生活」「小規模校の多忙感の解消」を中心にみんなで知恵を絞り、実際に動いていきます。


 外から来て思うのですが、休憩なく教室に詰めていて校務分掌や研修や研究授業を抱えた上に学校行事も目白押しってのは、乱暴な言葉で言えば「無理ゲー(クリアするのが困難な過酷な条件のゲーム。転じて、乗り越えるのが難しいハードな状況)」なんです。

  
 教育委員会には加配をお願いしたり、学生ボランティアに来てもらったりと、やれる範囲でがんばっています。しかし、現場のやりくりで「かろうじてできている」のを「できている学校もあるやん」と教育行政が判断し、目安にするのは間違っています。

 
 教育にお金をかけない国、個人の資産による裁量に任せてきた国全体の方針にも、原因があります。本気で貧困の連鎖を断ち切り、学力向上も同時に実現するなら、現場には時間と人のゆとりが必要です。


 すでに11月を迎え、学校現場の課題がかなり見えてきました。

 課題や解決策を発信しながらも、校運営を通じて、そして組織の仕組みを使って諦めずに変えていこう。

 
 それが私の「なんのために生まれて なにをして生きるのか」の、現在の答えだと思っています。


 

 《先日の一コマ》


 先週の日曜日、校区を走る大阪マラソンに糸井教頭が出場しました。子どもも保護者も教職員も地域の方も、ついでにウチの娘までみんなで応援!

 itoi-RUN11.jpg

 
 この幸せそうな顔!

 3年前に走った時より1時間タイムを縮め、自分のフルマラソン記録を更新したそうです。応援した甲斐がありました。

 その翌日、自ら志願した英語教育の視察旅行で韓国に出かけていきました。次回の日経電子版の連載では、マラソン話や学校現場の課題を含めて、「大阪一声のでかい元気な教頭」インタビューをお届けする予定です。


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 ★敷津小学校ホームページ★

 http://swa.city-osaka.ed.jp/swas/index.php?id=e611307

 これでも書き切れていない行事があります。来週末はいよいよ芸術発表会!

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Tag:校長日誌 

プロフィール

山口 照美

Author:山口 照美
前・大阪市立敷津小学校校長。現在は別の形で公教育に関わっています。

大阪市の公募で採用された民間人校長の1人。塾の校長経験を経て起業し、広報代行会社の経営やセミナー講師を11年間務めた後、2013年4月より3年間、校長職を務めました。

介護福祉士の夫と小3の娘、3歳の息子(2016年現在)に支えられ、「経済格差を教育格差にしない」を目標に、企画力と行動力で教育に関わり続けます。

著書『企画のネタ帳』(阪急コミュニケーションズ)『売れる!コピー力養成講座』(筑摩書房)『現代語で読む「たけくらべ」』(理論社)など。

日経DUAL連載中
http://dual.nikkei.co.jp/list.aspx?rid=1436

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