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子どもをほめよう!(自戒をこめて)

 昨日は初の土曜参観、大勢の保護者の方や地域の方にお越しいただきました。学校現場に来てびっくりしたのが「授業参観ってこんなに頻繁にやるもんなん!?」ということ。私の遠い記憶では一学期に1度ほどだった気がします。


 担任の先生たちは毎回、掲示物や授業準備に一生懸命。
 その動機は、「あの先生よくやってくれてはる」という保護者の評価をもらうためではありません。

 「子どもの見せ場を作ってやりたい、家でほめられるきっかけを作ってやりたい」という想いが、各クラスの掲示物や授業の工夫にあふれています。


 各教室を回っていて、娘の保育園の発表会を思い出しました。

からすのパンやさん (かこさとしおはなしのほん (7))からすのパンやさん (かこさとしおはなしのほん (7))
(1973/09)
加古 里子

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 この絵本を元にした劇でした。ちなみに、最近40年ぶりに続編が出たので我が家では「からすの○○やさん」シリーズがブームです。


からすのおかしやさん (かこさとしおはなしのほん)からすのおかしやさん (かこさとしおはなしのほん)
(2013/04/17)
かこ さとし

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※相変わらずおいしそうな一冊、かこさとし大先生健在!


 劇は何とかやり終えたのですが、最後の合唱でくねくねしてちゃんと歌わない娘。隣の子たちは大きな口で歌っています。笑顔で励ましてやろうと思うのですが、心の中は焦りまくり。

 
 何でちゃんとできないの?
 いつもは家でめっちゃ歌ってるやん!
 恥ずかしい、がっかり……そんな気持ちがつい、表情に出そうになります。 


 いやいや、でも今日は絶対にギュッとしてほめよう
 去年の発表会に比べたら、劇で台詞が堂々と言えていた。
 緊張の糸が切れて、ホッとしてしまったのかもしれない。

 教室に迎えに行き、娘をギュッとして「セリフちゃんと聞こえたよ、がんばってたね、カッコよかったよ!」と褒めると、娘は恥ずかしそうに「でも、最後は恥ずかしくてあまり歌えなかった……」とつぶやいていました。

 
 「うまくできなかった自分」を辛く思っているのは、誰よりも子ども自身なのかもしれない。「ええやん、次は歌えるようになるよ!」と励ましながら、歌の間イライラしていた自分を反省しました。


 大人から見てヘタクソでも歯がゆくても、手を抜いているように見えても。
 子どもには子どもの事情や心理が、きっとある。

 そこで「何でできへんの?」「あかんなぁ」などと言ってしまったら、苦手意識がついてしまう。私自身、そういったセリフを投げられたために、跳び箱や算数を嫌いになった過去があります。


 だから、参観で「うーん、残念やなぁ」と思う場面があったとしても、「できるようになったこと」を見つけてほめてあげてください。「いやーウチの子にそんなんないわ~」ともし思うなら、敷津小の教職員に聞いてください。チーム敷津で見守ってますので、必ず「ほめポイント」をお答えします!


 ……と、他人には言えるのに、自分の子どもにはなかなか難しい。


 子どもが5歳なら親歴も5年目なわけで、まだまだペーペーの修行中。その修行に終わりはないけれども、「子どもにとって安心できる親」、安心して失敗できる相手でありたいとは思っています。


 今日は子どもを連れて近所の児童センターへ行ってきました。

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 家だと「やめて~!」ということも、なぜか許せる児童センター(笑)。娘も家だとなかなか片付けしませんが、ここでは出した物をきちんとしまうので、お互い穏やかに過ごせます。図書室も充実していて、絵本をたっぷり読みました。

 館長さんが小学校の元校長先生なので、私にとってはさらにありがたい場所。今日も学校運営の話をお伺いして、「学校の子もだけど、自分の子もちゃんと見てあげてね」と励ましていただきました。


 本当は、南住吉大空小学校を見学させていただいた話も書きたかったのですが、そろそろ寝かしつけに向けて動かねばなりません。またの機会に、学んだことを整理してお届けしたいと思っています。



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 《先週の一コマ》

 先週は「すこやかしきつウィーク」として、養護教諭のO先生の企画力あふれる健康週間となりました。以前にも書きましたが、敷津小の課題の1つは「早寝・早起き」。23時以降に寝ている子どもが多く、午前の授業でなかなかエンジンがかかりません。
 
 まずは、子どもの意識を変えてもらうために家族に対して「早寝宣言」をしてもらい、早寝のための作戦を各自で考えてもらいました。

hayane.jpg
 ※これは保健室前のボード、「寝る場所に携帯を置かない」など大人にもオススメの作戦です!


 毎朝、門のところで「今日は宣言より早く寝た!」「15分遅かったけど、がんばった!」などの声が聞かれ、子どもたちも少しずつ意識が変わってきているようです。

 我が家も一緒にチャレンジしていますが、会合終わりで22時過ぎに帰ると息子が勢いよくハイハイで玄関にやってくるので、夫に「寝かしつけの邪魔せんといて!」と怒られています。

「22時前後に帰らない」を作戦に入れておきます(涙)。


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★敷津小学校ホームページ★

 http://swa.city-osaka.ed.jp/swas/index.php?id=e611307
 「なにわ人権文化祭」での小中交流、「ふれあい清掃」での地域の方との交流の様子をアップしました。暑い中、たくさんの地域の方や保護者の方にご協力いただきました。ありがとうございました!

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テーマ : 小学校
ジャンル : 学校・教育

Tag:校長日誌 

プロフィール

山口 照美

Author:山口 照美
前・大阪市立敷津小学校校長。現在は別の形で公教育に関わっています。

大阪市の公募で採用された民間人校長の1人。塾の校長経験を経て起業し、広報代行会社の経営やセミナー講師を11年間務めた後、2013年4月より3年間、校長職を務めました。

介護福祉士の夫と小3の娘、3歳の息子(2016年現在)に支えられ、「経済格差を教育格差にしない」を目標に、企画力と行動力で教育に関わり続けます。

著書『企画のネタ帳』(阪急コミュニケーションズ)『売れる!コピー力養成講座』(筑摩書房)『現代語で読む「たけくらべ」』(理論社)など。

日経DUAL連載中
http://dual.nikkei.co.jp/list.aspx?rid=1436

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