「しきつ★チャレンジプリント」始めました。

 先日は教育研究会・国語部の全国大会があり、雪の積もった中を心細い思いで北田辺小学校での公開授業を見にいきました。

 敷津小学校には分科会での発表や司会を任された先生がおり、応援にいきました。忙しい時期に試行錯誤しながら準備をし、たくさんの出張をこなしていた2人のがんばりを思うと、まずは無事に終わって一安心。発表は論理的でわかりやすく、温かな教室の空気まで感じられていい内容でした。司会担当の先生の学校には行けなかったので、また報告を聞く予定です。


 小学校で行われている研究活動については、あまり一般の人は知らないのではないのでしょうか。塾講師は入試問題研究が基本なので、新鮮な思いで研究活動を見せていただいています。敷津小では体育の研究を2年やり、1月に浪速区での発表を終えました。こちらについては、どこかで総括的な記事を書きたいと思っています。

 
 年度当初に「学校に来て不思議なことって何?」とある校長先生に尋ねられ、「誰も読まないのに送ってくる豪華な研究紀要」と答えました。だからこそ、今年は研究主任の先生にお願いしてタイトルで目を引くもの、これから取り組みたいと思っているテーマの研究を見つけては、あちこちの学校にお願いして研究紀要を送っていただきました。

 目的を持って集めて読んでみると、まさに宝の山!

 授業や学校作りに活用できるポイントがいっぱいあって、「研究のための研究」ではなく「活用前提の研究」とするためには、受け取る側の意識も大事なんだろうと考えが変わりました。

 このあたり、多忙な中で教材やテストの共有化をしていき、学力向上につなげる流れをもっとうまくできないものか、塾講師だった時の視点も加えて考えています。

 
 敷津小では、今年の校長経営戦略予算で「しきつ★チャレンジプリント」を職員室前に設置しました。

 チャレンジプリント

 ホントは2学期にスタートできれば、何らかの成果を年度内に提示できたと思います。予算の使いにくさ、プリント教材の納入の遅さ、準備の人手不足……もろもろの理由で、年度内に滑り込みという現状でした。

 とにかくスタートさせて、来年度には定着させるつもりです。
 児童の間で「自立学習」の習慣づけができるよう、仕組みを磨いていきます。


 保護者の方や児童には、改めて今週にプリントの活用法を書面で連絡予定です。

 すでに低学年は取り組んでくれていて、10種類のプリントをあっという間にこなす子も。計算・漢字・視写・作文やクイズ形式の算数問題など、自分のレベルにあったものが見つかるように考えてプリントを選んでいます。別の学年のプリントに取り組んでもいいので、復習もできます。


 習ったことをランダムに出題されても、対応できる力があって初めて「実力がついた」と言えます。授業内ではもちろん、自主課題に取り組むことで基礎学力を定着させてほしいと願っています。子どもの反応を見ながら、試行錯誤していく予定です。


 基礎学力の重要性は、先日行われた「アンガーマネージメント研修」でも話がありました。また、感情を表す言葉を多く持つことの大切さも、教えていただきました。先日の日経の連載にまとめましたので、ご参照ください。


 ◆「アンガーマネージメントを身につけよう」~ママ世代公募校長奮闘記(20)
 http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK1000A_Q4A210C1000000/
 ※近隣校からもご参加いただき、和やかな中にも「学校の役割」を考えさせられる濃い研修でした。保護者の方向けにも、いい内容ではないかと思います。


 さて、ここからは雑談です。


 連載の文中に出てくる、私を悩ませている「部屋が片付かない問題」は果たしてあと一週間で何とかなるのか……引っ越しは23日の予定ですが、ちょろちょろする子ども達に手を取られて進みません。目の前に立ちはだかる本と資料の山!

 本棚

 「収納場所があるだけ増える法則」もありそうなので、本棚をひとつ処分することにしました。持ち出せるならどこかにあげたいのですが、ここまで大きいとそうもいかず。そもそも、カタログ通販で買って室内で組み立てたので「運び出せるのか&新居に入るのか問題」が、うっすらと頭を悩ましています……引っ越し業者を信じるしかありません。

 
 でもコレは捨てませんよ!

 フィギュア

 フィギュアスケートファン専用雑誌「ワールドフィギュアスケート」なんてものがあるんですよ!いよいよこれに羽生結弦選手が表紙(であろう)の「ソチ五輪」特集号が!興奮します!荷造りしなくちゃいかんのに寝不足です!

 今回の「転んで金」を悪く言う人もいるんですが、バンクーバー五輪は男子の4回転や女子のトリプルアクセルなど、「高難度の技にチャレンジしてミスすると大減点」というルールだったために、4回転を跳ばずそつなくまとめた選手が金メダルで、私としては「退化するスポーツってなんやねん!」と怒っていました。

 その後ルール改正がありチャレンジが奨励され、勝つために必要な技術レベルが4年前とは段違いに上がり、その分ミスを誘いやすくなっています。(ついでに、今回の水たまりができてるような緩い氷にもビックリです。ロシアの製氷チーム、しっかりしてくれー)

 よって、金・銀の男子2人はミスはあっても最高難度にチャレンジした、堂々たる試合だったと思っています。

 ……こんな話をし出すと止まらなくなるので、この辺で自粛します(笑)。


 浅田真央選手を見続けた10数年、欲は言わないので「できた、やった、うれしい!」の笑顔が見たいと願っています。

 
 段ボールに埋もれながら、オリンピックを応援し、学校では卒業式&学年のまとめに向けて動いています。
 がんばっている選手達に力をもらい、月曜日からもがんばれそうです。




 《先週の1枚》


 朝、校門前に立っていると、向かいの喫茶店の常連さんでいつも挨拶をしてくれる年配の男性が歩いて来られました。

 「これ、冷蔵庫で飼ってね!」
 
 その言葉と共に、氷とジャムの瓶がごろごろ入ったビニール袋をくれました。

 「クリオネだよ!」

 クリオネ

 門前に立っていた教職員は「ホントだ!」「ど、どうやって飼うの?」とちょっとした騒ぎに。職員室に持って帰り、教頭先生に話すと「子ども達に一通り見せて、ビオトープにざーっと流して終了!」と冗談か本気かわかりませんが、鬼発言をして非難を浴びていました(笑)。

 心優しき教務主任のN先生が、海水を作る塩と大きめのビンを用意してくれました。職員室の冷蔵庫でふわふわしています。

 仕事が終わって帰る前に冷蔵庫を覗くと、暗い中が急に明るくなったせいか、ちょっと慌てて泳ぎ出すクリオネがいて癒やされます。子ども達には近いうちに、教室を巡回して見せにいこうと考えています。

 
 冷蔵庫でクリオネ飼ってる小学校が全国にどれほどあるのか謎ですが、「チーム敷津」の新メンバーとしてがんばって長生きしてもらいたいものです。



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 ★敷津小・公式ホームページ★

 http://swa.city-osaka.ed.jp/swas/index.php?id=e611307
 金曜日、教頭先生の配慮でみんな雪合戦を楽しみました。留守だったので参加できなかったのが残念!歌舞伎体験に音楽鑑賞会、どれも充実した内容でした。
 
テーマ : 小学校
ジャンル : 学校・教育

Tag:校長日誌 

プロフィール

山口 照美

Author:山口 照美
前・大阪市立敷津小学校校長。現在は別の形で公教育に関わっています。

大阪市の公募で採用された民間人校長の1人。塾の校長経験を経て起業し、広報代行会社の経営やセミナー講師を11年間務めた後、2013年4月より3年間、校長職を務めました。

介護福祉士の夫と小3の娘、3歳の息子(2016年現在)に支えられ、「経済格差を教育格差にしない」を目標に、企画力と行動力で教育に関わり続けます。

著書『企画のネタ帳』(阪急コミュニケーションズ)『売れる!コピー力養成講座』(筑摩書房)『現代語で読む「たけくらべ」』(理論社)など。

日経DUAL連載中
http://dual.nikkei.co.jp/list.aspx?rid=1436

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