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子育て世代の悩みと強み

 ゴールデンウィークに入りました。先週の木曜日、今年度初の参観日~PTA総会~懇談会を終えた教職員、特に担任の先生はぐったりの様子。前日も遅くまで、掲示物のチェックや授業準備に力を入れている姿がありました。

 その一方で懇談会については、「家庭学習」をテーマにしたものの細かい点は担任まかせ。

 終わった後で「そう言えば、お互いのクラスでどうやって懇談やってるか知らないよね」「授業の研修はあっても懇談の研修はやったことがないなぁ」という話を先生同士で交わしており、さっそく、研修担当の先生が情報交換の場を作っていました。

 今までは出席率があまり良くなく「参観が終わったら帰ってしまう」保護者の方が多かったので、後手に回りがちだったようです。


 私自身も、今回PTA総会で初の「校長講話」を行いました。

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※わりと出席率は良かったとのことでした。5月にもやります!

 
 講話の出席率が、その後の懇談の出席率につながります。「こんな役立つ話をしますよ~」という事前PRをして、多くの保護者の方に来ていただこうと思っています。


 ちなみに、今回は「早寝・早起き・朝ごはん」がテーマの15分の講話。 
 諸事情あって前日に急遽決まり、養護教諭の先生に資料をいただいて慌てて準備しました。

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※クリックすると拡大します。「早寝」から取り組むとしんどいので「早起き×朝ごはん」のセットから!という話と、時短家事の小ネタを話しました。


 「『早寝・早起き・朝ごはん』が耳タコなんはわかってて言います、そして私も働く母親として日々、時間と闘っています!」という形で、話をしました。理想は21時就寝、そうは言っても私も帰って19時半、寝かしつけまで1時間半で「夕食とお風呂と明日の準備と寝かしつけ」を達成するには「親としての強い意志」が必要です。これが「わかっちゃいるけど難しい」背景には、育児協力者がいない、部屋が狭くて子どもの寝室が分けにくいといった事情があります。

 我が家は築40年のボロマンション、部屋ごとの仕切りが薄っぺらい障子なので隣の部屋の光が漏れる。子ども部屋を取る余裕が無い。夫に寝かしつけを頼んだのに、灯りを頼りに11ヶ月の息子が布団を抜け出す。

 仕事部屋の入り口に坊主頭を見つけてギャーと言ったことも数度……


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※我が家は2人とも「ハゲ赤子」だったので、姉弟ともに「枝雀コスプレ」を楽しみました(笑)今はもう少しフサフサです。


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※しんどいこと(なんだ!?)があった時には、家で枝雀師匠に助けてもらってます……


 私自身も「もっと早く食べさせるには?」「来年小学校に上がったら、宿題はどうやって見る?」といった課題に直面しています。ハードな共働きや孤独な育児の中で、それぞれに「しんどさ」があるはずです。それを単純に「親の意識が低い」と教育者なる人達に言い放たれると、切ない。

 特に「自分が仕事人間で育児に関与していない」政治家だの学者だのに上から言われても聞く気になれない、というのが本音です。


 リアル子育て世代の自分だからこそ、保護者の方の悩みに共感しながら「家庭と学校の連携で子どもを伸ばす」ことをあきらめずにいたいと考えています。


 「学校に来てくれない、プリントを見てくれない保護者に啓発なんて無理(実際、残念ですがどこの学校でも課題の1つです)」という事情も、学校側の言い分としてある。

 よって、子ども自身に生活習慣の大切さを自覚させることも大事です。

 それでも「保護者に知らせる、つながる、努力してもらう」部分も、まだ工夫の余地がある。学校に来たくなる魅力的な企画のネタ出しや、読みたくなる通信物の工夫、ITツールの活用など、得意分野ですので取り組んでいきたいと思っています。

 
 まぁ、1つ提案すると多方面の慎重論が出ますので、今はその調整に悩んでいるところではあります。


 そんな時、先ほど紹介した故・桂枝雀師匠の言葉を思い出します。

 「万事機嫌よく」


 日々のトラブルを冷静に受け止めつつ、深刻になり過ぎない。

 給食が終わる頃には朝イチで起きた事件の数々が遠い記憶に思えるほどの濃い日々、まだ1ヶ月経ってないの!?と自分で驚くほど、馴染んできました。


 先日、校長会全体会で教育センターに行った折、校長研修の際にお世話になったOB校長の方々に「いい顔してますね!充実してますね、大丈夫!」と声をかけていただきました。

 その「いい顔」を作ってくれているのは、一緒に働く教職員の方であり、毎日顔を合わせる子ども達なんだろうなぁと嬉しく思っています。

 眉間にシワ寄せても「目の前の課題の量」は変わらない、そんならせめて「面白がって解決しよう」と考える、そんな大人の姿を子どもにも見せたいものです。


 しつこく書きますよ、今週も「ゴキゲン」で!



《今週の一コマ》


敷津の子ども会が出店する「子どもカーニバル2013」に、家族でお邪魔しました!教頭先生はしっかりエプロン持参で呼び込みをしており、子連れかつ手ぶらで行った私は「気の利かないヨメ」状態でした……申し訳ない……

これはいただいた写真の転載です。糸井教頭にビールを注いでいるのではなく、手に持ってるのはカツオの粉です(笑) 

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教頭先生にエプロンを借りて、少しお手伝いしました。

でも、何より大変だったのは、裏で汗だくになって焼きそばと格闘していたお父さん&地域の方達と、前日に恐ろしい数のキャベツを切って仕込みをしたお母さんチームです!

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敷津小の他の先生も来て、手伝ってくれていました。

子ども向け行事は5歳の娘が大喜び。
あまりお役には立てませんでしたが、子ども会がこうした努力で活動費を集めていることも、初めて知りました。

暑い&熱い中、お疲れ様でした!


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 《ご案内》


 敷津小学校のホームページがリニューアルされました!

 大阪市が取り入れたCMSサイトに切り替わりました。これで更新がかなり楽になります。
 http://swa.city-osaka.ed.jp/swas/index.php?id=e611307

 今のところは私が更新していますが、いずれは教職員のみんなで更新していきます。子ども達が家で見られないケースもありますので、学校にもプリントアウトして掲示しています。



テーマ : 小学校
ジャンル : 学校・教育

Tag:校長日誌 

プロフィール

山口 照美

Author:山口 照美
前・大阪市立敷津小学校校長。現在は別の形で公教育に関わっています。

大阪市の公募で採用された民間人校長の1人。塾の校長経験を経て起業し、広報代行会社の経営やセミナー講師を11年間務めた後、2013年4月より3年間、校長職を務めました。

介護福祉士の夫と小3の娘、3歳の息子(2016年現在)に支えられ、「経済格差を教育格差にしない」を目標に、企画力と行動力で教育に関わり続けます。

著書『企画のネタ帳』(阪急コミュニケーションズ)『売れる!コピー力養成講座』(筑摩書房)『現代語で読む「たけくらべ」』(理論社)など。

日経DUAL連載中
http://dual.nikkei.co.jp/list.aspx?rid=1436

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